9月27日の事故続報と、診療所での死

927日の事故は、結局車がバイクに衝突したものでした。2名が重傷。1名は腕を、もう1名は足を複雑骨折していました。グラフィス診療所の救急車で、プノンペンのカルメット病院まで搬送しました。

車内が血だらけだったため、サイド・バイ・サイド・インターナショナルのプノンペン事務所で車両の洗浄をした後、救急車が診療所に戻ったのは真夜中近くでした。

 

昨日28日は、比較的穏やかに、いつもどおりに始まりました。何人かの子供たちが親に連れられてワクチン接種に訪れ、診療所スタッフは長期入院患者の傷を洗浄したり、体を拭いてあげたり、朝食の補助をしたり、と穏やかな午前でした。

 

夕方4時ころ、1台のバンが診療所につきました。糖尿病の女性が家族に連れられてやってきたのです。女性はほとんど意識がなく、荒い息遣いです。あまりに血圧が高すぎて、機械も作動しません。非常に深刻な状況です。左足には、糖尿から来る大きな傷があります。

家族の説明によると、この女性はこの6ヶ月ほど非常に深刻に患っていたようですが、一度も病院にはかからなかったとのこと。

 

残念ながら、この女性の状態はすでに手遅れでした。薬を投与しても良い反応がなく、すでに内臓がダメージを受けていることがわかりました。夜の8時ころ、家族に説明をし、最後の看取りの準備に入ることになりました。

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カンボジアでは、人々は病院ではなく、自宅で最後を迎えます。たとえ病院に入院していても、臨終が近いとなると、家族が患者を自宅へ運び、お坊さんを呼んで儀式を執り行います。これは亡くなる方にとっても、その家族にとっても、非常に大切な儀式とされています。

 

この糖尿病の女性の場合、自宅はコンポンチャム週と言う場所で、グラフィス診療所から、今この段階に至って搬送をするにはあまりに遠すぎます。そのため、家族に提案し、儀式を診療所で行うことになりました。

 

診療所前にテントを張り、必要なものを準備し、村のお坊さんに来ていただいて、儀式の準備をします。9時ころにはお坊さんも到着し、儀式が始まりました。本日明け方05分、診療所医療者の立会いの下、読経の声に送られて、患者さんは旅立ちました。

 

最後の決断を下した後は、グラフィス診療所では患者さんの痛みのコントロールにケアを集中させました。彼女の最後が、身体的にも精神的にも、安らかであったことを願ってやみません。

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先ほど朝6時、家族がご遺体とともに診療所を出発しました。家族からは、何度も感謝の言葉をいただきました。

 

グラフィス診療所はまた通常業務に戻り、次の救急案件に備えています。

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