CDEPについて

我々の活動は、貧しい家庭の子供たちの学費支援と安全な寄宿舎をプノンペンで提供する「The Cambodian Dormitory and Education Project (カンボジアの教育と寄宿舎プロジェクト)」として2003年に始まりました。その後、農業、教育、自然エネルギー、保健など、適正技術を用いた持続可能な開発に関するあらゆるアイディアを取り入れ、持続性に焦点を当てより成熟した、そしてより多様化した団体へと変わっていきました。

なぜカンボジアなのか?
カンボジアへ移住する以前、私は穏やかで、何の心配もない生活を日本で送っていました。まさに理想的な生活で、私には十分なお金があり、それを様々な慈善活動に寄付することで、自分は恵まれない人たちの助けになることをしているのだと感じていたのです。カンボジアを訪れる機会は何度もありましたが、当時の私は常に訪問者の視点で、エキゾチックな異国としてしかカンボジアをとらえることはありませんでした。

しかし、このような私の生活は2003年の2月に一変しました。私の友人が、昼下がりのカンボジアの市場で昼食を取っている最中に殺されたのです。それは携帯電話を盗ろうとした強盗殺人だとも、政治的な背景があったとも噂されました。

強盗殺人であったか政治的殺人であったかということは私にとって問題ではありません。私にとって問題だったのは、大切な命というものがなぜこんなに粗末に扱われるのか?ということです。彼の死が、私を新たな旅に駆り立てました。人々は絶望と望みの欠如へ向かっているのだ、というのが私の理解でした。人生の価値というものが、彼らと我々の間では大きく違うのだ、と。

私は自分の人生を振り返り、私自身や未来の世代のために世界を変えるどのような貢献を自分がしただろうか?と考えました。私は未来の子供たちのために世界をより良いものにする何の貢献もしてこなかった。私の人生は、助けを必要とする人々のために世界を変える何ものをも含まない、見かけだおしのものでした。
 
何かを変える一助となるべく、2003年の8月に私はカンボジアへ移住しました。私は、貧しいけれど優秀なエンジニアリング部門の若い学生を教え始めました。2003年の終わりまでに、寄宿舎と教育費支援活動を開始しました。それ以来、常時最低16人の高校から大学までの貧困家庭の子供たちを受け入れてきました。

カンボジアでの活動をより持続可能なものとするために、私はココン州(2008年にシアヌークビル州に配置変え)に20ヘクタールの土地を購入し、より持続的で永続的なアプローチの構築に着手しました。

私の夢は、アジアでナンバーワンの科学とエンジニアリングの大学を創ることです。現在我々の土地面積は約500ヘクタールに拡張しました。それ以外の数千ヘクタールの土地が、野生生物と熱帯林保護のため我たちの保護下に入っています。

将来私が創る大学は、自然と人間、そして科学がそれぞれに負の影響を与えることなく共存できる場所となるでしょう。すでに私たちは、独自の電力発電(太陽光、風力、水力)設備、水の浄化システム、環境に合致した持続可能な農業の技術と方法論の確立、地域の病人をケアするための診療所の建築などを実施しています。

この土地で暮らすことによって、私たちと地域住民の交流が生まれ、そこから住民たちの命というものに対するとらえ方に変化が生じています。地元の人々が未来への希望を持って、生活を向上させるすべを学んでくれることが私たちの願いです。

どうかここへ来て、あなた自身の目で確かめてください。 ここであなたが過ごす短い時間が、地元住民と、そしてあなた自身とに生涯忘れ得ない経験をもたらすでしょう。


ピーター・Z・リー博士 (CDEP創設者)
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